101の仮説と君と

手帳や万年筆など、自由に。

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母が入院して半年近く経つ。

「日本人の寿命は伸びてる、というし、両親もそれに漏れず健康的に長生きをするもんだ」と思っていた。そうではないという事を、身をもって知った。

 

目まぐるしく過ごしていく中、倒れた日から今日までの記憶があまりない。何やってたか、何食べたか覚えていない。いや、ご飯はちゃんと食べているし、買い物だって行く。家に母がいないという現実にも慣れた。...今度は「母が家にいる」という現実が不思議だと感じる日が来るのだろう。

 

上手く文章をまとめようとは思うものの、上手く言葉が出てこない上に、感情を表す事がそこまで得意ではない(かといって苦手でもないはず...)のでしばらく言葉を書いては消して...の繰り返し。本を読めば語彙力と文章の書き方などは知れるが、「それを自分のものにできるか」はまた別の話だ。